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クラフトビールモンスターのビール紹介

IPAとは⁉India Pale Aleと種類を解説‼

IPAとはどうやって生まれたどんな特徴のビールなの?

IPA と書いてアルファベット通りにそのまま、アイピーエーと読みます。もうこの言葉だけで、私はテンションが上がってしまう~!正式名称はインディアペールエール(India Pale Ale)。イギリス発祥のビアスタイルである、ぺーリエール(Pale Ale)から派生したビールの内の1種類です。

19世紀初頭、インドがイギリスの植民地だったころに(東インド会社と言えばなんとなく”ピン”とくる方もいるかも)、インドに送るために作られたペールエールといった具合でしょうか?イギリスから、インドへの輸送に耐えられるように、麦汁濃度を高くするためにホップを沢山使用して作られることによりこの美味しいビールは生まれました。実はそんな時からのまれているとはびっくり!

一般的なビールと比べるとアルコール度数(ABV)がだいたい所感で5.5%~8.0%とを高め(10%前後のIPAも存在します)、香り豊かで味わい深く苦みがかなり強いのが特徴です。世界中で愛されており、最近のクラフトビールの中でも、ファンの多いビアスタイルと言っても多分過言ではないと思われるくらいです。世界中で今まさに愛されるIPAを専門で作るビール会社もあるくらいです。そして、今もまさに進化し続けているIPA。世界のどこかで新たなIPAが産声をあげているかもしれない?!多分、これを書いている間(読んでいる間)にも?!もしかしたらアイデアに富んだ新しいIPAが生まれている可能性も?!

 

IPAをさらに詳しく

IPAはとにもかくにも、ペールエールの製法にホップを大量に沢山いれたビールになるので、特徴も「ホップを楽しむ」!ホップの香りと苦みを兎に角楽しめるビールです。香りも豊富で、松・若草・シトラス・グレープフルーツ・ライチ・マンゴー・ピーチと、ブリュワリーや種類、作り方によって様々な香りが特徴です。
また、先に苦みが来るものから後から苦みが来るもの・苦みの余韻が弱い物から強い物まで癖になったら止まらないビアスタイルです。筆者もIPAに憑りつかれた内の一人です。

勿論、IPA好きなら是非グラスにも気を使いたいところ。是非IPAの良さである独特の香りと苦みを堪能したいのであれば、泡立ちが長く続き香りを楽しめる、専用のグラスで飲むことをお勧めします。良く言われているのは根元が波上になっている口の大きなタイプ!専用グラスで検索すると沢山の様々なビール専用の種類出て来ます。IPAの専用グラスの特徴としては飲む際にグラスの中に鼻までスッキリ入る事。是非、ゆっくりお楽しみください。

それと美味しい白ワインに似ていますが、是非とも飲む温度にも是非注目。一般流通されているラガービールのイメージは、冷蔵庫でキンキンに冷やして飲むのがビールという感じですが、IPAは温度が10度前後が適温で飲むと香りが立つのでより美味しいと言われています。ワインの香りが花のようにあざやかに開く様なそんなかんじがイメージとしては似ている様に思います。ゆっくり温度の変化により変化する香りと味を楽しむのもいいかもしれません。

 

IPAの種類

イングリッシュIPA(English IPA)

イギリスから始まったIPAなので、元祖IPAというのがこのイギリス産ポップを使ったイングリッシュIPA。明るめのアンバー色をしていて、イギリス産ホップ由来のハーブのようなグラッシーな香り、そしてIPA特有の味わい深い苦味が特徴的。また、トーストのようなモルト感もある。

アメリカンIPA(American IPA)

ホップの苦みやアロマ・フレイバーを重視したビールがサンディエゴなどアメリカ西海岸を中心に醸造されたIPA。特徴はホップの柑橘系のアロマが前面にでていてグラスに注いだ時に濁っていないのも今では条件?!日本でもスーパーやローソン等でも見るヤッホーブリューイングのインドの青鬼もアメリカンIPAになります。ちなみに、特徴がはっきりしていてので一番入りやすい登竜門的なIPAかもしれませんね。

ニューイングランドIPA(New England IPA)

ヘイジーIPA(Hazy IPA)とも呼ばれ、大量に使用するフレッシュで新鮮なホップの香りがトロピカルフルーツの様な香りで(オレンジ・マンゴーパインなど)で味もフルーティーで、苦味を抑えたビアスタイルです。何と言っても特徴は、オレンジジュースに近い、激しい濁りとゴールド・オレンジの色。ニューイングランド地方のバーモント州にあるブルワリーが生みの親とされているようです。現在では白濁した濁ったIPAをニューイングランドIPAと呼ぶ傾向が強いようですが、意図的に濁らせたわけではなく結果的に濁ったのだとか。2000年代に確立されたニュージャンルIPAとなります。

その他にも以下の様な色んなIPAが沢山存在します。

ベルジャンIPA・

ダブルIPA・

トリプルIPA・

シングルホップIPA・

セッションIPA・

ブリュットIPA・

フルーツIPA・

ウッドエイジIPA・

ブラックIPA・

コーヒーIPA・

 

CBMがおススメするコレを飲め

※価格は時期タイミング等により変化。出来る限り定価を記載。

ヤッホーブリューイング(JAPAN)

 

代表作:インドの青鬼

 

価格:314円(2021/06/20現在)
IBU:60
ABV:7.0%
Genre:AmericanIPA
Untappd:3.57(2021/06/20現在)

日本のIPAのスタンダードと言っても、大げさではないと思っています!コスパ・味で国内No1と言わせて頂きたい、まさに日本のIPAの王と言っても過言ではない一本。ローソンや量販店でも販売しているので、手に取りやすい一本。飲んだことが無い方はまず、インドの青鬼を是非飲んでIPAの世界を覗いてみてください。

 

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Y.MARKETBREWING(JAPAN)

 

代表作:ルプリンネクター(Lupulin Nectar)

 

価格:660円(2021/06/20現在)
IBU:11.23
ABV:7.5%
Genre:New England Double IPA
Untappd:3.99

名古屋駅前からスタートしたというYマーケットの代表作!ルプリンネクター!ニューイングランドタイプのIPAで飲みやすくフルボディーで高めのアルコール度数だがネクターのような柔らかな口当たりとジューシーで飲みやすい。トロピカルフルーツを感じられる香り高い一本。滅茶苦茶おすすめです。

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BREWDOG(ENGLAND)

 

代表作:パンクアイピーエー(Punk IPA)

 

価格:410円(2021/06/20現在)
IBU:35
ABV:5.2%
Genre:AmericanIPA
Unta3.74

IPA発祥の地の安定感はもはやおり紙付き!グレープフルーツやパイナップル・ライト香と程よい苦みが癖になる。BREWDOGの最初にして最高の一本!青い缶✕犬を見つけたらぜひ手に取って飲んでみてください。コスパも国産の物に引けを取らないお財布にも優しい一本。

 

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STONE(USA)

 

代表作:ストーンIPA(Stone IPA)

 

価格:677円(2021/06/20現在)
IBU:71
ABV:6.9%
Genre:AmericanIPA
Untappd:3.78

アメリカを代表するIPA会社と言っても過言ではないSTONE!柑橘系の香りとホップの爽やかなアロマで口の中が洪水に!苦みも強くスッキリした味わい!デビルのトレードマークを見つけたら是非手に取っていただきたいIPAです。今回紹介する中では手に入りにくいクラフトビールですがただ是非お勧めしたい一本です!

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GOOSE ISLAND(USA)

 

代表作:グースアイピーエー(GOOSE IPA)

 

価格:399円(2021/06/20現在)
IBU:55
ABV:5.9%
Genre:EnglishIPA
Untappd:3.52

日本のクラフトビールのお店等でも良く置いているGoose。輸送をされているのにこのコスパはでは間違いない美味しさ。グースアイランドのフラッグシップとなる子のビールはGreat American Beer Festival(グレートアメリカンビアフェスティバル)で6度のメダルを受賞した安定感抜群のビール。すっきりした柑橘系のアロマに程よい苦み。癖が強すぎずスッと飲めてしまう、暑い日にも美味しい一杯。

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IPAはいかがでしたでしょうか?

世界にはまだまだ色んな種類のビールがありますが今回はこのサイトのメインになるであろう、IPAについて主観たっぷりに書いてみました。是非気になった方はお店に行って手に取ってもしくは通販でIPAを一度は購入してみてください!また、クラフトビールは季節によっても年代によってレシピを微妙に変えたり、ワインの様に味が変わったりするので是非そういうブレも楽しめるとよりクラフトビールを楽しめるようになると思います。
あ!ただ、上記の代表的なIPAは結構安定した商品になるので、それはそれで安定感を楽しめるのもいいとは思います!あなもIPAの沼に足を踏み入れて、ラガー系のビールではなかなか味わう事が出来ないホップが織りなす様々な香りを是非一度!

ShintaroImai
香りやコクのあるビールが好きで、白ワインも香りが楽しめるボトルが好き。よなよなエールのインドの青鬼に出会った事からIPAが好きになり、年間ビールだけで最低約300L以上飲んでいると豪語しているバカ(笑)クラフトビールのメディアをゼロから立ち上げてどこまで、マニアックにビールを追求できるか&浸透させることが出来るか。ビールを楽しむために撮影機材と冷蔵庫まで買ってしまった。

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テーマの著者 Anders Norén